世界最大の投資銀行ゴールドマン・サックス公言 「VR.とAR.は、すべての産業を変える。ポストスマートフォンの可能性も」

経済市況は常に”近未来”への投資を促すことからも、過信は禁物。ただしVR.(ヴァーチャルリアリティ)とAR.(拡張現実)に関するこのムーヴメントはすでに仮想の域を脱しており、本流だと考えることに無理はない。中国製のVR.体感用HMD.(ヘッドマウントディスプレイ)の出荷台数が120万台を越え、NHKオンラインが360°動画チャネルを開設、進行性視覚障害の児童がGoogle Play ストアで無料配信されている「Near Sighted VR Augmented Aid」を使って視覚を体感して歓喜に絶叫する様子には、このテクノロジーを賞賛したい気持ちにもなる。

簡単に歴史を振り返ってみよう。演劇主流だった1900年、”映画登場”でメディアは、出版領域から急拡大。政府のプロパガンダにも最重要なツールとなった。日本でも1939年に実験放送が始まると、”テレビ登場”。伝送可能となった魔法の情報ツールは実質、人類初の”広告”を生み、世界の産業を一変させた。しかしテクノロジーは進化を続けつつも革新に至るまでは遠く、60年の時を経てようやく動き出した。”スマートフォン”の普及だ。インターネットは瞬時に一般化し、テレビに並ぶメディアツールとなった。しかしそれとて便利さの追求でアリ、映画とテレビの登場がもたらしたような、”メディア革命”と呼べるかどうかは怪しい。2016年今年、世界は再び動き出す。AR.元年だ。

ゴールドマン・サックスも正しいし、日々続々と参戦を発表している国際最大手企業、新興ベンチャーたちも、見誤っているはずはない。しかし、”本質”を語ることが多くないことも、事実だ。まだ、AR.の全容を知っている人類はいない。しかし、スマートフォンが次々と既存のプロダクトを吸収したような、オンラインストアの台頭が次々と既存の産業を吸収したような、いや、その両者を合わせてもなお、まるで全容が見えないほどに大きな”可能性”という容量について。正しくは、”リスク”という本質についてだ。インターネットという概念は消滅し、高性能機器プロダクトの開発競争は無価値化し、プロダクトとメディアを牽引した ”広告の死” については尚更、軽々しく語られることはない。頭部に装着して眼前を覆う箱形のモバイルツールは、VR.やスマートフォンの全機能、PCやテレビ放送網の特異性すべてを内包し、産業のみならず、人類の生活を一変させる。ここまでお話しして、皆さんは最大の問題に気付いているだろうか。あんなモノを頭にかぶったら、髪型が崩れる!ヘッドギアをかぶった恋人たちが溢れる街はグロテスクだ!一週間ぶりに再会したパートナーがディナーの間中、顔にゴーグルの赤い痕をつけていて好いのか!? 普及する前に先ず、”メガネ型”を完成させてくれ。 [ エドリード・ジャパン編集部 / EDL-editorial dept.]

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