Appleも”仮想現実”参入 ティム・クックCEO「”VR”は隙間産業ではない」

本丸参入が、噂話の域を越えたようだ。まるで仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を猛プッシュしているかのような記事選択が続いているが、そういう状況だとご理解頂きたい。おそらく”テレビジョン”登場時も、似たようなコトが起きていただろう。技術は先行し、ユーザビリティは後からついていくモノだ。その仮定で多くのシステムやガジェットが敗退して消えていくワケだが、この流れは、”一過性のムーブメント”と図るにはスケールが大きすぎる。

ざっくり、9年前から振り返っておこう。ゲーム市場の大成は、スマートフォンの普及で一変した。音楽市場のシュリンクを、課金制聞き放題サービスが支えた。映画とテレビの3Dブームがあり、消えた。レンタルDVDサービスが、動画配信サービスに飲み込まれようとしている。ハイレゾの高音質が普及価格に下落、4K高画質環境が一般認知されはじめた。IoT(モノのインターネット化)が進み、先ずカメラが、室内照明が、冷蔵庫が、車が既存サービスやスマートフォンとの連携をはじめた。VR視聴用ガジェットが誕生し、YouTubeやFacebookはじめとする動画配信サービスが360°動画に対応。全方位撮影用のカメラが続々発売されて、”2016年現在”、「AR(拡張現実)」が話題になり始めた。

コレは、新たなムーブメントやガジェットの普及活動ではない。”上記全て”を内包してしまう、テレビ誕生に匹敵する新たな環境の誕生だ。現実の生活や風景と融合しながら展開するこの環境は文字通り、”現実世界を拡張”する。企業は、個人はついに横並びのスタート地点から、”ブランド力”を試される。

ちなみに本件記事の元となったのは、26日の第一四半期決算報告席でのインタビュアーからの質問。VR(仮想現実)はニッチだと思うか、という質問に、クック氏が「VRをニッチだとは思わない。本当にクールだと思うし、興味深いアプリケーションもある」と答えた件だ。インタビュアーの無知を、クック氏が上手にスルーしたカタチだ。Appleが手がけているのは当然、VRをも踏まえてしまうAR(拡張現実)なのだから。スティーブ・ジョブズが警戒した相手は既に、”Microsoft HoloLens”、本年末の製品発売を宣言している。 [ エドリード・ジャパン編集部 / EDL-editorial dept.]
<参照>
http://news.mynavi.jp/news/2016/01/30/074/

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