ガリレオの地動説に転換した以上のインパクトが映画業界を襲う by 松島修

1992年ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が重大な発表があるということで、皆は何を発表するのか興味深く聴きました。

その内容は、何と、天動説を放棄し、地動説を承認するという内容だったのです。

そして、ガリレオ・ガリレイの裁判が誤りであったことを認め、謝罪しました。

ガリレオの死去から実に350年も経っていました。

 

ガリレオは、当時の人が信じていた地球の周りを太陽が回っている「天動説」ではなく、地球が太陽の周りを回っている「地動説」を提唱したことから裁判にかけられ有罪となりました。

裁判で有罪となった時の言葉とされる「それでも地球は回っている」は有名です。

この遅すぎる発表を聴き、多くの人は、今頃、間違いを訂正したことに唖然としました。

しかし、実は、ここで、新たな間違いをおかしたともいえるのです。

地動説と天動説、実はどちらも正しいと言えば正しいのです。

なぜなら、それは視点の違いだけだからです。

視点を地球に置けば太陽が回っていて、視点を太陽に置けば、地球が回っているのです。

視点を太陽に置いた地動説の方が計算が楽であり、シンプルで良いというだけのことです。

人は一度視点が定まると変えることが極めて困難になります。

これは常識を変えることが難しい、ということです。

それゆえ、「地動説と天動説は視点の違いだけで、どちらも正しいと言えば正しい」と聞くと、それはおかしいと思う人さえ現れることになります。 視点を変えることは極めて大切です。

なぜなら、本質を見極めることにつながるからです。

今、天動説から地動説に常識が大転換した以上のことが映画業界に起きようとしています。

19世紀後期の映画の発明から始まって今まで、映画の視点は観客が演者を観る視点しかありませんでした。

しかし、VR映画の場合、その視点は、観客が演者を観る視点だけではなく、360度、上にも下にも後ろでさえ観ることが可能になったのです。 地動説と天動説という2つの視点ではなく、全方向の視点で観ることできるようになったのです。

これは、VRが映画業界に大きなインパクトを与えることになります。

VRで実写映画を撮ろうとすると、カメラやライト、監督など、全てが映ってしまうので、今までの機材やテクニックが使えず、過去の映画撮影の常識が、ほとんど全て否定されることになるからです。

VR、そしてARは、映画業界に大きなインパクトを与えるだけではなく、今まで考えもしなかった視点を持つことで、人の意識を拡大させることになります。

松島修

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