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レオナルド・ダ・ビンチの最後の晩餐を鑑賞していると、2つの違和感を覚えます。by 松島 修

Leonardo L'Ultima Cena [1920_960]_360

松島 修です。

意外なVR、ARの視点でまとめてみました。
レオナルド・ダ・ビンチの作品として有名な最後の晩餐を鑑賞していると、すぐに、2つの違和感を覚えます。

1)長卓の片側だけに並んでいて、不自然

2)大きく3つのブロックに分かれていて、バラバラ感がある

この違和感から、ある人は想像を膨らませて、別ストーリーを展開されることもありますが、2つの違和感の元を、この絵画の目的と時代背景から考察してみます。

 

1)長卓の片側だけに並んでいて、不自然

通常、横卓の片側だけに人が並んで食事をすることはありません。

円卓に丸く座っているのが、元の構図だったのでしょう。

実際に、ダ・ビンチの「最後の晩餐」の別バージョンでは円卓に座っています。

なぜ、長卓の片側だけに並んでいるのかは、その絵画の目的を知ると分かります。

この絵画は、食堂の壁画として画かれています。

リアルに食事をしている人に向かって食事をしている絵画なのです。

ということは、本来は13人が円卓で食事をしている構図を、横に伸ばして、皆とロの字を形成して皆で食事をしているイメージなのだと思います。

つまり、長卓の片側だけ一列に座っているのではなく、口の字型の一辺だと考えるとスッキリします。

 

2)大きく3つのブロックに、分かれていて、バラバラ感がある

イエスの時代、イスの文化ではなく、床に寝そべって食事をしていました。

従って、実際には長卓は勿論、円卓に座ることもありません。

そこで、最後の晩餐は、床に寝そべって3つのブロックで食事をしていたものを、イスと卓での食事に置き換え、平面で表したものだと考えられます。

3つのブロックを横に並べたのだとすると、このバラバラ感も理解できます。

最後の晩餐の3つのブロックを円卓に置き換え、円卓を長卓に置き換え、ロの字の机配置の一辺にしたとすれば、ダ・ビンチの頭の中では、現実の拡張(拡張現実)ではなく、現実を絵画に取り込んでいる概念だと思います。

 

もしかしたら、現代のVR、そしてARは、レオナルド・ダ・ビンチが、最初の発案者なのかもしれません。

 

by 松島 修

 

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